【コラム】バンドを始めた動機は只々異性にモテたかっただけなのに気づけば音楽が一番になってた。

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楽器やバンドを始める動機は、人それぞれでキッカケも違うんでこれが正解ってわけじゃない。

ただ、自分の場合は不純な動機から始まってる。

そう!異性にモテたかっただけです。

ただそれだけ。

中学生の頃にさかのぼるんですが、思春期を迎えると段々異性に対して色々とあるわけですよ。

それは、人間の生理現象っていうか本能っていうか仕方ない部分もあるんですけど。

そんな時に、一つ上の先輩がバンドをやっててスタジオ練習に誘われて遊びに行った事からバンドがやりたいって思うようになったわけなんだけど、その時の先輩たちの練習でもバンドで演奏してるのを見てカッコイイと思ってしまったわけです。

今聴いたらクソ下手くそな演奏だと思うんですけど、当時音楽に全然触れてなかった少年には、あのギターやベースやドラムの音に衝撃を受けてしまったわけで。

そして、これならモテるんじゃない?彼女出来るんじゃない?って少年だった自分は思ったわけです(笑)

そんな中、ドラムがカッコいいと自分は思ってやりたいってなったわけなんですけど、中学生なのでドラムセットなんて買えないし、まずは楽器屋さんに行ってスティックだけ購入したのがドラムを始めるキッカケって事になったんです。

スティックだけでも、少しドラマーに近づけた事が嬉しくて、自分の部屋でジャンプとか漫画雑誌を椅子に置いて叩いてたんです。あの時の気持ちにまた戻りたいって思ったりする。

そんな気持ちの何処かで、早くドラムやってモテたい!って思ってた中学時代にバンドを組んだけど、メンバーの一人はパートの楽器すら買わない(買えなかったかもしれない)から練習にも入れないんで、バンドやらないまま消滅してた。

最初は、やる気にもなったんだと思うけどテンション下がるのも分かるんだよね。

当時、別のバンドをやってた同級生がライブとかやってて、それ観に行ったけど本当に羨ましかった。

高校生になって、そうにかバンドを組んでやっとライブも出来るようになって本当に嬉しかった。

はじめてのライブは5バンドぐらいでライブやったのかな。その時に自分のドラムのあまりにも下手という事を実感させられて、才能ないんだと一度は止めようかなって考えた事もあった。

でも、バンド、楽器をやる目的(モテる、彼女を作る)を思い出し。

モテたいがためにドラムの練習を続けるわけです。

本当に不純すぎ…

ドラムの練習をしてたら色々と覚える事もあったり、それに加え周りのバンド友達に「下手くそ」って言われてたから、意地だったんだろうな。

気づけば、目的がいつの間にか「上手くなりたい」に変わって、異性にモテないからじゃなくて、ドラムプレイをもっとカッコ良くしたい!色んなジャンルを叩きたいって目的が変わってた。

卒業後は、働きながら色んなバンドを叩いたりサポートして二十歳になった時に念願のドラムセットを購入!もちろんローン(笑)

そんな中、周りのバンドをやってる友人達がバンドを止めていくようになった。

田舎で都会のような遊ぶ所もそんなにないわけで、そんな田舎の若い連中がやる事っていえばセックスがお決まりで、ほんと避妊しないからポンポン子供も出来たりするわけですよ。

そうなると結婚するから奥さんから「お金の掛かるバンドなんて止めろ」って言われるわけで。

それでも、プロになってやるって必死にドラム練習して、あるキッカケで当時のやってたバンドがサザンオールスターズや福山雅治の事務所のインディーズセクションに誘われて、東京にデモをレコーディングしにいったんだけど、一本だけ東京でライブも入れてくれて、他のバンドのクオリティーが高くて、本当にビビったな。

田舎じゃ、やっぱり井の中の蛙なんだと(笑)

引き出しが少ない事、音楽の勉強も全然足りないってなりました。

プロになるんだ!って仕事を一ヶ月休ませてもらって毎日朝8時~夕方17時までドラム個人練習してら、どうにかプロになれるキッカケを掴んで、本当にあの一ヶ月が無かったら今無いんだな~って思ってる。

当時、自分達のバンドを見つけてくれた事務所のディレクター(プロドラマー)のおかげで、めちゃくちゃドラムのレベルが上がった。

メチャクチャダメ出しされたな。だらかドラムレコーディングでOKが出た時には、ホッとしていつもあしたのジョーのように燃え尽きてた(笑)心折れる程にメチャクチャ言われたんですよ~、今だったらパワハラ間違いなし(笑)

でも、かっこいい音楽を作るって妥協したらダメって、プロとしても成長させてもらったんだよね。

耐え切れなくて「辞めます!」って言えば楽になれたんだろうけど、負けず嫌いだったんで必死だった。

そのおかげもあって、色々と自分の目指すドラムがシンプルでカッコいいビートを叩くってなったんですよ。ロック以外にも、ジャズやファンク・ソウルとか聴きまくってたけど、ビートルズのリンゴスターのビートや、チャーリーワッツとかシンプルなのを好むようになっていってた。

もうこの頃は、最初の不純な動機は無くなってた。

そんな感じで今もドラムは叩いてるんですよ。

ま~楽しく気持ちよく、バンドで合わせる事が出来ればって思ってる。

音を楽しむ!それが音楽だから。

実際に、有名な数々のバンドやアーティストでベースを弾いてる浅田さんとセッションした時に、音で会話が出来るんで本当に気持ち良かった!

他の楽器パートの音やフレーズにビートやフィルで「そんな感じなら、こんなのどう?」みたいな感じで、楽器の音楽だけで会話する!

音楽で会話するって事は、人によって出来る出来ないはあるけど、それが出来ると本当に楽しいし音楽やってて良かったって思うわけです。

バンドも同じだから音楽で会話する事で相乗効果っていうか、本当に奇跡的な事があるんですよ。

ただやってて、そんな時に巡り合えたのは30年近くやっても数える程度しか無いかもしれない。

でも、それを知ってるから音楽止めれない。

(やめられな~い、とまらない~)

最近は、ギターも練習してたり音楽やりたくて止まらないんですよ。

まだまだ音楽人生楽しんでいきます。

それでは、また!

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