車谷浩司といえばBAKU、Spiral Lifeで分かる人も居ると思う。今はLaika Came Backという名義で音楽活動をしてる。
当時ホコ天がまだ流行ってた時代に、現役高校生バンドで人気だったBAKUのギターが最初の印象。
めんたいロックな硬派なバンドが好きだったので、当時はアイドルみたいな感じな印象であまり好きじゃなかった。
そんな感じだったので、Spiral Lifeもその当時はあまり聴いてなかった。(後に聴いてます。)
そんな感じだったにも関わらず、AIRを聴いてしまった事で印象は変わった!
ほんとたまたま、良いCDが無いか地元のTSUTAYAでたまたま見つけたのが、AIRの最初の音源でもある1stミニアルバム「AIR」だったわけ。
ジャケットがカッコ良かったんだよね!
まさにジャケ買いです(笑)
当時はそれが当たり前だったんですから。
なので、これを車谷浩司さんのソロ・プロジェクトってのを知らずに購入したわけで。
今でも覚えてるんだけど、1曲目を流したらいきなりウッドベースのフレーズ始まった時に「おぉ!」って思ったら、ドラムのフィルが変則的に入ってきて一気にやられました。
ジャズでもなければ、ロック?でもないって感じだけど、ずごくカッコイイ!ってなったわけです。(影響されやすいんですよねw)
なによりベースとドラムがカッコ良すぎて、誰がプレイしてるの?ってジャケットを観たりしてました。
AIRのカッコよさを支えるサポートメンバーの渡辺等(Bass)、佐野康夫(Drums)なんですよね。
この二人のプレイが当時の自分にピタっ!とハマったんですよ!
この時に佐野さんのドラムをメチャクチャ聴くようになって、ORIGINAL LOVEやMONDO GROSSO、Monday満ちる、the brilliant greenとか叩いてるの分かったら何でも聴いてました!
そんな佐野康夫さんと自分の地元が、実は一緒。ただ佐野さんは、大学で上京してるし10歳ぐらい年齢も離れてるので、地元で出会うって事は無かったんですけどね。
そんな佐野さんが叩いてた「KIDS ARE ALRIGHT」の出だしのドラムがあまりにもカッコ良すぎて、そのままパクってました(笑)単純なビートなんですけど、疾走感とかがあまりにも強烈過ぎて自分も叩きたいってなったんですよ。
そのドラムを真似て自分が叩いたドラムの曲が、某有名番組のOPで流れてきた時はビックリした事…
そういえば東京の中野にあるスタジオで佐野さんらしい人を見かけたけど、自分が一方的に知ってるだけなので話しかけたりはしなかった(苦笑)
そんなAIRの初期を音楽に衝撃を受けたのは、ずっと同じフレーズのループで曲が構成されてたからだ!
日本人はどうしても、演歌や歌謡曲のように音楽に展開を付けたがるんですよね。
自分も同じように、1つのフレーズの繰り返しや、同じコード構成だけで曲を作りたいって思ってたのもあって、かなり聴きこんだ。
車谷浩司さんをちゃんと聴いたのも、この「AIR」が初めてだったんですけど、これを機に好きになったと思う。
「Are You Sleeping Brother John?」の曲の世界観が、かなり好きだった。
吸い込まれるような浮遊感というか、勝手な解釈ですけどね。
今でも初期のAIRが好きだけど、ハードコアやミクスチャーが流行ってた時に、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンもろパクリな感じになった時は、ちょっとショックだった。
商売でやってる以上は、流行りも大切なのは分かるんですけど、初期のAIRに比べたら何処にでもいるバンドと変わらなく感じるようになってしまった。
でもそんな時期のAIRにも影響されてる方も居ると思うんですよね。
あくまで個人的な意見なので、ご了承ください。
ただ、確信を持って言えるのは、AIRのオリジナルな音楽の世界は本当に今でもすごいと思う。
終止符を打ってるので、もうAIRで活動する事はないと思うけど、作られた曲は今でもどこかで流れてたりするわけで。
「AIR」出たのが1996年なので、もう25年ぐらい前になるわけですが、時代が変わっても音楽は色あせないんですよ!
今の若い世代にも、聴いてほしいですね。
既に廃盤で手に入りにくいみたいですね…音源版も載せておきます。
それでは、また!
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