昔から思ってる事なんだけど、ライブパフォーマンスで楽器を壊す行為ってどうなのか?って思う。
有名なのは、ジミヘンのギターを燃やすパフォーマンスだったり、クラッシュのベースを叩きつけるを叩きつける「ロンドン・コーリング」のジャケット写真。
破壊的なパフォーマンスは、ロックバンドだとカッコイイと感じる事も多いと思うんだけど、自分はそう思わない!
思わなくなったといったほうが正しいかもしれない。
実際、若い頃に一度だけ自分のスネアをライブの最後に投げた経験がある。
正直な話、後悔しか残らなかった…
なけなしのお金で、やっと手に入れた楽器になんて酷い事をしてしまったんだろうって後悔して、それからは二度と楽器を投げたり破壊する行為はしないと誓った。
だからといって自分の楽器を破壊する人の事を、とやかく文句を言うつもりもない。
それはあくまで自己責任ですからね。
ただ、勘違いしないでほしい。
ライブハウスの機材など、レンタルしている楽器に関しては無下に扱う事は絶対ダメだし破壊なんて論外!
バンドのパフォーマンスでも絶対にしてはいけない。
当たり前だけど、故意に破壊すれば「器物損壊罪」で捕まる。
日本のライブハウスは、基本的にギターアンプやベースアンプ、ドラム等の機材が揃ってる。
これは日本のライブハウスさんが、機材を持ってない人にもライブが出来るように好意で置いてるわけで、それをレンタル出来るようになってるわけです。
もしなかったら、アンプもドラムセットも自分達で用意する必要があるわけです。
当たり前のように思われてるけど、ライブハウスの経営努力なんです。
機材メンテだって費用が掛かるわけで、機材レンタルで利益なんて出ない。
ちなみにアメリカのライブハウスでは、機材は基本持ち込みになる。
そんな日本のライブハウスは、色んな出演者が出来るようにしてくれてる。
なのに、そんなライブハウスの機材を壊す、無下に扱う愚かな奴は、
バンドなんか辞めてしまえ!
と思うんです。
昔のロックに影響される事は良いです。
だったら自分の楽器にする事!
そういう事を行う場合は、事前に許可を得るようにする事も人として当たり前。
もし、自分の大切な楽器機材を貸して壊して返されたらどう思うか?
それと同じ事をしてるわけなんです。
やっぱりキレますよね!
私も東日本大震災の時に、福島で復興ライブするので機材と貸してほしいと言われて良かれと思って自分が大切にしてるドラムセットを貸した事がある。
でも、返ってきた時は全てが汚れてて、シンバルスタンドはメッキがはがれサビも出てたし、タイコ類は部品が無くなってて傷も入ってた。
戻ってきた時のショックが酷すぎて、二度と貸さないって思いましたね。
そんな事をすればライブハウスに出れなくなるし、ライブが出来なくなった時にやっと気づいても遅すぎる。
本当なら、自分の楽器には一緒にライブが出来る事に感謝して優しく拭いてあげてほしいし、人様から借りてる機材だったら、大切に扱って借りた人に感謝の気持ちと行動を伝えるべきだと思うんですよね。
それじゃ、また!
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