ARBは、70年代に田中一郎が作ったバンドで、今は役者のほうで有名な石橋凌がボーカルとして世に出たバンドでもある!
そんなARBを最初に聴いたのは、中学生の頃だったと思う。
当時の同級生の家に遊びに行った時に見せてくれたのが、ARBの解散ライブのVHSビデオだった。
その時のメンバーは、石橋凌(Vo)、KEITH(Dr)、白浜久(G)、浅田孟(B)。
今考えると凄すぎるメンツなんですよね。
白浜さんと浅田さんは、THE MODSの前進バンドのTHE MOZZ時代に一緒だったり、その後浅田さんは、サンハウスやシーナ&ザ・ロケッツにも在籍。
当時、中学生だった自分は何も知らない事だったんですけどね。
話を戻して、ドキュメント的なライブビデオだった気がするんですけど、BOYS & GIRLSから始まったのは今でも覚えてる。
ちなみに、ARBの石橋凌さんと地元が一緒という事もあって、地元でバンドやってたらARBを知らないって人はまず居なかった。
そんなARBに対しての最初の印象は、凌さんの歌い方が渋すぎてセクシーすぎるのとバンド演奏も大人なロックで、当時の自分には全くピンと来なかった。
それまでセックスピストルズやラフィンノーズなどのパンクロックしか聴いてなかったんで、分からなかったんですよね。
なによりドラムのKEITHさんの風貌が厳つすぎて本職の人にしか見えなかった(笑)
ファーストインプレッションは、こんな感じだったんですよね。
その後、高校生になった時バンドの先輩が「初期のほうのメンバー(石橋凌:Vo、田中一郎:G、KEITH:Dr、野中’サンジ’良浩:B)のCDを聴いたほうが良いよ!」って言ってくれたので、素直にCDレンタル屋へ借りにいったんだったかな。
おそらく「ARB LIVE/魂こがして」だった気がする。後にちゃんとCDを購入し直した!
このライブ音源を聴いたおかげで、ARBにどっぷりハマっていったわけです。
やっぱりARBってライブバンドだから、ライブ音源で聴いたのが正解だった。
それから「BLACK Xmas〜ARB SECRET SINGLES(1991年)」を次に借りたんだ。
これは歴代のメンバーが色々入ってるんだけど、一枚でARBの音楽が変わっていくのを聴ける名盤だと思ってる。
一番ARBで聴いたのは、石橋凌:Vo、田中一郎:G、KEITH:Dr、野中’サンジ’良浩:Bの時の音源がメインになった。
そういえば高校の卒業ライブで、どうしてもARBをやりたくてボーカルが見つからず、ドラムを打ち込みにして自分がボーカルやって、ついでにギターまで持っちゃったりしてた(笑)
- 魂こがして
- Tokyo Cityは風だらけ
- R&R AIR MAIL
- STANDING ON THE STREET
- BOYS & GIRLS
- 喝!
- ユニオン・ロッカー
この辺をやったような気がするんですけど、もう20年以上前なので…記憶が曖昧。
他には、労働者な歌詞も印象的だったり戦争など社会的な詞も結構あったんだよね。
「ファクトリー」なんか、もはやドラマになってるんですよ。
そういう歌詞をロックで表現されてるんで、独特といえば独特だった。
ドラマーとして感じたのが、やっぱりKEITHさんじゃないとARBのビートじゃないんですよね。
ローリングストーンズのチャーリー・ワッツと同じような感じに思えるんですよ。
バンドで上京する時には、ARBの「淋しい街から」のアコースティックバージョンをずっと聴いてたな。
ARBと同じライブイベントのステージに立たせてもらえたのは、少年だった頃の自分からは夢にも思わなかった事で、その出演話が来た時は二つ返事だった。
福岡市も協力してた大きなライブイベントで、メンツはシーナ&ザ・ロケッツ、ヒート・ウェーブ、それにARBが出演という凄いライブイベントだった。
その時のARBは、内藤幸也さん(G)、EBIさん(B)が入って復活後だった。
ライブ打ち上げで、同じ同郷でもある凌さんとお話させて頂いて、周りは福岡ロックの大御所の人ばかりで、緊張しすぎて全然酔えるなずもないわけでして(笑)
つい最近だけどロフト時代のARBをよく知る人から、当時の話を聞かせてもらう事もあったりしたりと。
そんなARBで一番聴いたのは初期の「魂こがして」だった。
あの歌詞に何度も奮い立たせてもらったな。
自分もまだまだ魂こがしていきます!
それでは、また!
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