鈴木茂さんといえば、はっぴいえんどで有名!
「Band Wagoon」は1975年、今から47年前に作られたアルバム。
そんな「Band Wagoon」を初めて聴いたのは、24歳を過ぎてた時だと思う。
それまで、はっぴいえんどすら聴いた事もなかった。
そんな若い頃に、当時のディレクターに「聴いてみな!」ってアナログ盤(レコード)を聴かせてもらったのが「Band Wagoon」だった。
1曲目の「砂の女」で、まず演奏されてるドラムのカッコよさにイカレちまったわけです。
ドラムの16で刻むビートが凄すぎたのもあるし、アナログの音が良いのもあってずっと聴いた。
ディレクターから「ドラムの引き出しが少ないな~」って言われ、もっと成長したかったのでどんなのを聴いたほうが良いのか教えてくださいってお願いしたら、これだった。
一時期スタジオでこればっかり練習してた時期があった(笑)
この「Band Wagoon」ってアルバムは、鈴木茂さんが当時100万だけ持って単身アメリカへ行って作ったアルバム。
レコーディングのミュージシャンも本人が交渉してお願いしたって話を聞いて、その行動力に驚いてました。
凄いめぐり合わせで、世界的に有名なソウルファンクバンドのタワー・オブ・パワー(Tower of Power)のデヴィッド・ガリバルディ (David Garibaldi) が若かりし頃にレコーディングでドラムを演奏してるんですよ。
その後、タワー・オブ・パワーも耳が痒くなるまで、聴きまくってた。
そんな感じで、ジャンル関係なくドラムの引き出しを広げるために雑食になって色々と聴くようになったのが、今の自分のドラムスタイルだったり音だったりに影響してる。
そんな中で鈴木茂さんの「Band Wagoon」は、本当に勉強にもなった名盤!
のちにはっぴいえんども聴くようになった。
1973年まで1ドル=350円だったので、このアルバムを作った時代の凄さも感じるんですよ。
まだまだ貧しかった日本の音楽の底上げをしてくれて、そして後世のミュージシャンへのバイブルにもなってくれた、そんなアルバムだと思ってます。
それでは、また!
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