ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツが死去された。
1960年代から2021年までローリング・ストーンズのメンバーとして活躍。
メンバーの中でも紳士的な方として有名だった。
バンドでのドラムスタイルは、シンプルなエイトビートが主だったが、ジャズドラマーの顔も持っていた。
愛機は、アメリカの老舗ドラムメーカーのGretsch(グレッチ)!今でも自分は、いつかグレッチを持ちたいと思ってる。(世界で最初にドラムを作ったメーカーでもある。)
チャーリー・ワッツのグレッチのセットは、1バス1タム1フロアの昔ながらのセッティング。
そんなチャーリー・ワッツの唯一無二ドラムで長年ローリング・ストーンズのグルーヴを支えてきた。
そんなチャーリー・ワッツは、家族の事をとにかく愛してたので、ワールドツアーに行く事を拒んだという噂もある。
他にも、自分が20代の頃にチャーリー・ワッツの当時使ってるスティックが無くなったらドラムをやめるとか、スネアのヘッドが破けたらやめる等の噂もあったけど、それから2021年までドラムを続けてきたので、当てにならない噂だった。
そんなチャーリー・ワッツは、80歳までドラマーを続けた最高のレジェンド。
世界的にも最高なロックバンド!ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツ。
10代の若い頃は、このバンドの良さを全く分からなかった。
分かり始めたのは20代後半かもしれない。
とにかくドラムの研究をしてた時、たどり着いたのがチャーリー・ワッツ。
シンプルなドラムがどれだけ難しいのか、思い知らされた思い出がある。
聞いた事がある人なら分かるだろうが、ローリング・ストーンズの曲のドラムのビートはとにかくシンプルで簡単に叩いてるように見えるが、それがドラマーからするとシンプルなビートが奥深く、同じように表現するのはとても難しい。
フレーズ的には簡単なので叩けない事もないけど、絶対にローリング・ストーンズのサウンドにはなれない。それだけチャーリー・ワッツのドラムが、ローリング・ストーンズの曲のイメージに大きく関わっていたと改めて思う。
そんな素敵なドラマーが天に召された。
ロックをやってる若い子からすると知らない人も多いかもしれないが、今の若い人が憧れた人の、そのまた憧れた人のまたその上の…ってルーツにローリングストーンズは絶対に存在してる。
自分では気づいてないかもしれないけど、チャーリー・ワッツのドラムの影響を誰しも受け継いでたりするわけだ。
有難い事に音源や映像が豊富であるので、いつでもチャーリー・ワッツ観れる事が出来るこの時代に感謝したい。
記憶から消えないかぎりチャーリー・ワッツは永遠です!
ご冥福をお祈りいたします。
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