ジャパニーズ ネオ・キャバレーバンド「二十三夜銀座」とは?ベース・ヴォーカルの蒼兎一美にインタビュー!!

二十三夜銀座 INTERVIEW
Photo by エモトココロ
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今回、二十三夜銀座(ニジュウサンヤギンザ)というバンドを聞きつけ、取材をお願いしました!

アダルトな雰囲気が似合う、まさにそんなバンドです。

二十三夜銀座

  • 蒼兎一美(Vo&Ba)
  • 家永陽介(Gt)
  • ウォリ(Pf)
  • 重松政伸(Ds)

ちなみに蒼兎一美さんの生業は女王様!ちょっと怖いですけど…って思いながらも恐る恐る一美さんと連絡を取らせてもらいましたが、とても礼儀正しく素敵な女性で、ホッとしました。

では、蒼兎一美さん(以下表記:A)から色々と聞いたので、是非読んでみてください。

二十三夜銀座の結成の経緯

ーさっそくですが、二十三夜銀座(ニジュウサンヤギンザ)を結成した経緯を教えてください。

A:二十三夜銀座“は、前身のバンドがありまして。”経血マドンナ“というバンドだったのですが、2020年の春に急遽メインで歌を歌ってた子が一身上の都合で脱退という形になり、秋まであった残りのライブを BaであったわたしがBa&Voとして出演しながら完遂したのですが、その編成でのライブが思ったよりも評判が良く、また残ったメンバーともとても楽しくやれたので。だったら新しいバンドをこのメンバーでやってやろう!となり結成しました。

Photo by エモトココロ

個人的には”経血マドンナ”が道半ばで終わった悔しさもあったのだと思います。丁度動員も増えて波に乗れそうだった所で。 結局去年はコロナ禍で叶わなかったと思いますが年初めの話し合いではCDリリースやMV、ツアーを回って年末には大きいライブイベントを組もう!と話していて所謂勝負の年、にしたいという気持ちがあったので。

ーそういう経緯があったんですね~。今コロナ渦なので動きたくても動けないってのもありますよね。

二十三夜銀座の音楽

ーそれでは、二十三夜銀座の音楽を教えてもらっても良いでしょうか?

A:我々の音楽ですが、”ジャパニーズ ネオ・キャバレーバンド”というテーマを掲げています。 ジャジーなものや昭和歌謡感のある歌、スウィング系をベースにどこか懐かしく、色気のある曲を目指しています。

バンドのネーミングの由来は、架空の通りの名前をイメージしています。 例えば●●銀座商店街とかって各地にあると思うのですが、 “二十三夜銀座”という通りにキャバレーがあって、その店主がわたし。他のメンバーもその通りにそれぞれのお店を持っているというコンセプトです。 ゲストミュージシャンをお招きしてライブする事もあるのでそのゲストにもお店がある、という感じです。 それにちなんだMVやアート作品だったり物販の展開もしたいなと思っています。

ーコンセプトがキャバレーバンドってアバンギャルドな感じすね!大人が楽しむお店と大人が聴く音楽って本当に今少ないって感じがするので、この時代だからこそ欲してる人も居ますよね?

A:そうですね!実際わたし自身も大人の年齢になって更にそういう音楽を求めていると言うか。笑
昔は元気なロックンロールやパンクをやっていました。
勿論今もそう言った音楽は好きなのですが、聴きたい音楽は大人な色気の立つものが多いです。実際大人の音楽をやれるテクニックを持ったメンバーが揃っているのも大きいですね。

Photo by エモトココロ

わたしの職業はSMの女王様なのですが、その界隈で観てきた様々なショーだったり、やって来た表現をこのバンドにもエッセンスとして少し投影させています。
昨年の終わり頃、二十三夜銀座を始動させる為のクラウドファンディングを立ち上げたのですが、バンド方面のお客様だけでなくSM方面のお客様も応援してくれて本当に有難いなと思いました。

ー二十三夜銀座はメンバーだけでなく、サポートしてくれる皆があってスタートしたんですね。
ちなみに現役の女王様なんですか!?セクシーな感じだと思ってましたが、そんな性的な事って音楽にも通じるモノってありますよね?

A:はい!数年修行したのち、現在は独立をしてフリーランス女王様というカテゴリです。

そうですね、とても密接だと思います。SM関係の方で音楽好きの方もとても多いです!SMも音楽も、やっていると脳から快楽物質が分泌されている気がします。ああ、今サイコー!!みたいな。笑 これを味わってしまうとなかなか辞められません。ライブなんてまさにそうですよね!

わたしはSM、音楽もどちらも大切な人間同士のコミニュケーションツールと考えています。 音楽をひとりで奏でる事も出来ますが、聴いてもらうとなると相手が必要です。SMも相手が居ないと出来ない事ですし… まず自分が発信した事に受け取り手が反応してくれる、と言うことは人間にとってとても快感なんだと思います。 わたしは人が好きと言うか、人たらしなので笑

だからこそ人と音の集まるライブハウスが好きなのだなーとも思います。

ー二つのステージと言いますか、好きな場所がある事は、とても大切ですよね!こんな世の中だからこそ、とても素晴らしいです。

二十三夜銀座の各メンバーの魅力

ー二十三夜銀座の各メンバーの魅力を教えてもらっても良いですか?

Photo by エモトココロ

A:ドラムのシゲさんは、メンバーの中で一番長い付き合いで、経血マドンナ時代も最初サポートから後にメンバーになってくれた人です。
わたしがバンドを始めるずっと前、とあるバンドさんのスタッフをやっていた頃彼らと良く対バンされてたバンドのドラマーでした。わたしにとっては所謂先輩のひとりで、その頃は一緒にバンドやるなんて思ってもなかったです。
彼のドラミングは、見た目も華があるしなんと言っても音の鳴りが素晴らしい。スウィング系のビートからタイトなエイトビートまで叩き分けるのも凄いと思います。”歌に寄り添うドラム”が叩ける貴重なドラマーかと感じます。
性格は、バリっとした見た目といつでも冷静に物事を判断できる人なので、それらが相まってクールで怖そうに思われていますが笑
実は熱い漢で誰にでもフラットに接するいい兄ちゃん!という感じです。

Photo by エモトココロ

ピアノのウォリは、とにかく天才的!音楽自体が職業の人です。やってきたお仕事達が凄すぎるので、わたしが説明するよりはウォリのサイト(後に掲載)を見てもらう方が早いかも。笑
経血マドンナではサポートとしてピアノを弾いてくれてましたが、二十三夜銀座を立ち上げるにあたりメンバーになってくれて凄く嬉しかったのを今でも鮮明に思い出せます。
二十三夜銀座の曲はわたしがまず歌詞を書きそれらには断片的に歌メロが乗ってるのですが、それを無限大に広げ素晴らしい曲に構築してくれるコンポーザー的な役割もしてくれています。彼の存在が、二十三夜銀座の楽曲の底上げをしてるのは間違いないです!
性格は、とっても気さくで優しい愛の深い人で、そこと果てしない才能のギャップがまた魅力的です。
音楽に対しても人に対してもとても真摯なので、疲れないか心配になる事もありますがそれも含めて彼の良さであると思います。
わたしが人生で初めて会った”絶対音感”の人でもあります。笑

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