ルーツ的な部分を引っ張り出して完成した「Bring Back」!KEiTARO and the ACHAOSticsのKEiTAROにインタビュー!

ルーツ的な部分を引っ張り出して完成した「Bring Back」!KEiTARO and the ACHAOSticsのKEiTAROにインタビュー! INTERVIEW
Photograph by mayumin
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今回は、EASTBAY、The KeyStoneのバンドで活動してるKEiTAROにインタビュー!

そしてKEiTARO and the ACHAOStics名義で、 アルバム音源「Bring Back」を発表!早速音源を聴いてみたが、色んなロックンロールが聴ける最高の作品に仕上がってる。参加メンバーやゲストミュージシャンなども、KEiTAROだからこそ集まったメンツだ。

そんなアルバム「Bring Back」を引っ提げて、EASTBAYやThe KeyStoneの活動と並行してソロツアーも行ってる。

そんなKEiTARO(以下:K)に、 KEiTARO and the ACHAOStics、アルバム「Bring Back」、音楽への思い等を色々と聞いてみました。

KEiTARO and the ACHAOSticsについて

ー今回、KEiTARO and the ACHAOSticsの新しいアルバム「Bring Back」はどんな経緯でスタートされたんでしょうか?

K:以前10年前ぐらいにアコースティックアルバムは出してたんですが、それが売り切れて廃盤なもんで、今後も弾き語りやるのに単純に音源が欲しいなと思ったのと、僕は大阪喫茶部のイベントで弾き語りをやる事が多くて、ある日大阪喫茶部の主宰のTAKUYAくん(SPREAD)と2人で話をしてて、どっか各地に2人で巡業行くかって話をいただいたタイミングなんかもあり、手ぶらで行くのもあれやし、音源を作ろうと思って、その後すぐ曲作り、レコーディングに取り掛かりましたね。

以前より弾き語りの活動も増えてきたし、前々からまたアコースティックアルバムは出そうと思ってたんで、こんな感じの曲とか、この曲をレコーディングするとか、アルバムに対するイメージは固まってて、以前からライブでやってる曲や前作に収録してた曲を5曲、新曲を5曲を収録して10曲ぐらいのボリュームにはしたいなと思ってました。

新型コロナの影響ばかりではないけれど、去年今年と悪い事ばかりが続く、自分にならいいけれど、自分の周りの人が困っていたりする事が多くて、そんな時期、時代の中でTAKUYAくん(SPREAD)含めいろんな人達と話をしていく中で、その時その時の思いやメッセージを閉じ込めてみるのもイイかなと思ったり、これを聴いてくれた人達が何かしらを思い出せるようなアルバムが出来ればと思って「Bring Back」てタイトルがすぐに思いついて、そんな感じをコンセプトにしてみました。

なので、とくに新しい発見ではないと言うか、自分のルーツ的な部分を引っ張り出して、遡っていくような感じの歌ばかりですね。

結果、EASTBAYよりThe KeyStoneより、ワガママな自分が出てしまいました。

大阪喫茶部についてはコチラをチェック

https://www.youtube.com/channel/UChOO80VbhrR3c9c090GEi5Q

今作の音源について

ーアコースティックなロックンロールな音源になってますが、ちなみに何故アコースティックで?

K:なぜアコースティックで?と言うか、とくにロックンロールなアルバムを狙って作ろうと思ったわけではないですし、EASTBAYThe KeyStoneではあまり出来ない事、自分のルーツ的なものを引っ張り出してたらこうなったと言う感じでしょうかね。
あとは弾き語りのライブでやるってのも前提でしたし。
ロックンロール、カントリー、ウエスタン、ロカビリー、ブルースなど、アコースティックギターが似合うジャンルですし、元々がこう言うのが好きだったので。

ー「Bring Back」は、色んなアレンジのロックンロールが聴けると感じましたが、すべてアレンジはご自身で?

K:今回はいろんな方々に参加してもらって、まずは歌とアコギだけのデモ音源を各自聴いてもらって、その音源に合わせてこれまた各自が各パートをレコーディングしてくれて、そのトラックを集めて、結果このアレンジになりました。

それぞれのパートはそれぞれアレンジしてもらった感じですかね。

なので、みんなのパートを入れ終わってから歌を歌い直したり、アコギを弾き直したりした部分もあります。
ウクレレがこうきたならアコギはこう弾こうとか、ドラムがこうきたならアコギはこう弾こうとか、こう歌おうとか。

ドラム、Key、Saxのレコーディングは立ち会いながら進めたのですが、その都度話し合いながら基本的にやる事はアーティストにお任せな感じでしたね。

全てがとくに打ち合わせしたわけではないのですが、いろんな楽器がこれだけマッチ出来たのは、参加してくれたみんなのプレーがさすがでしたね〜
みんなもいろんなイメージをしてくれていたと言うか。
単純に歌とアコギを聴いて、そして今度はリズムが入ったテイクを聴いて、上物が入ったテイクを聴いてって感じで、いろんなイメージを持ってくれてたと思うので、いろんなケースに対応出来たと言うか、してもらったと言うか、ほんのちょっとのコミュニケーションでも僕はわかりやすかったです。
みなさんのテイクがほぼほぼ1発だったので、その時、その場のノリや雰囲気を重視してレコーディングを進めましたし、少々のズレとかあったとしてもいろんな楽器が重なってくるうちに気にならなくなると言うか、どんどん隙間が埋まっていく感じで、複雑なパズルが組み合わさっていく感じを味わえて、自分自身もかなり勉強になったレコーディングでしたし良い経験させてもらいました。

いろいろと言うてますが、シンプルに言うと僕がやった事は何もないって事ですかね〜w

参加メンバー&ゲストミュージシャンについて

ー参加メンバーは色々と活動されてる顔ぶれですが、IWAKAWA氏(THE COLTS / The Mackshow)の参加経緯もお聞きしたいのですが。

K:そうですね、ありがたいことに!

カクテルドラムとカホンは、大阪は堺のバンドでTHE→CHINA WIFE MOTORSのドラマーのアニキがやってくれて、サックスは弾き語りでも2人でずっとやってた矢野っち(gimcracks/ミートザホープス)、KeyはEASTBAYでもレコーディング参加してもらったりワンマンの時とかには出演してもらってるmayuco、地元からの付き合いで以前やってたバンドFULL MONTYのドラマーの平井ちゃんがパーカッション、そしてベースはEASTBAYのミツ、この5人が全曲参加してもらって、ウクレレで5曲参加してくれたのはLA在住でウクレレ片手にパンクロックやってるウクレレヒロ、バンジョーはPRINCE ALBERTの野口っちゃんが2曲参加してくれて、EASTBAYのタカとチャーリーがコーラスで参加、そして岩さん(THE COLTS / The Mackshow)がギターで2曲参加していただきました。

今回、ホントかウソか快く参加してくれて!w
ありがたいことに、これがなければ、ホントこんなアルバムは出来ませんでした。
マジで感謝してます!

岩さんに関しても、「今アコースティックの音源を作ってるんです〜」みたいな話をしてたら、気軽な感じで「じゃ俺も参加しようか」って感じで言ってもらって、その場で岩さんのスタジオに行って曲を聴いてもらって、ちゃちゃっとセッティングしたと思ったら、簡単なコード進行の流れとタブ譜を見ながら、その場で即興でレコーディングしてもらいました。

これにはホント感動でしたね〜
さすがと言うか、なんと言うか…
しかも、「Party’s not overの最後は、岩さんのギターが残る感じにしてもらえますか?」とか「今夜だけはの間奏も後半からギターソロお願いします!」って感じの要望にも、あの手口でさらってやっていただいて…
いろいろと細かく言うとキリがないし長くなるので簡単に言うと、岩さんの頭の中、耳、センス、引き出し、ロックンロールの要素に対して全てが普通じゃないです。
これは、僕自身がThe ColtsやThe Mackshowのレコーディング、曲作りの現場に何度も立ち合わせてもらったって事もありますが、今まで出会って目の当たりにしたロックンローラーの中ではずば抜けていらっしゃると思います。

必ず参加してくれた皆さんにはいつか恩返ししたいと思っています!

いろんな方がいろんな感じ方でいてくれれば

ー今回の「Bring Back」はどんな人達に聴いてほしいですか?

K:どんな人達に聴いてほしいという、特定の気持ちはあまりないですかね。

おそらく、今の日本で大抵の人がこのアルバムの良さはわからないでしょう。w
カッコいいものをやれば良い、素晴らしい技術があれば良い、突き刺さる歌詞を書けば良いってもんじゃないでしょうし、全ての方がそうだとは思いませんが、人って誰かの目線を気にしたり、流行り物が大好きな方が多いし、右向け右的な意識の方も多いでしょうから。w
なので、僕が大好きなバンドや音楽が、なぜ日本ではこうも売れないのだろう?と思ってるのが逆に答えなのかな?と感じています。w
僕の意見は少数派って感じで。
僕の音楽が認められるも認められないも、結局は僕自身の力、魅力の問題ではあるとは思いますし、まだまだ僕は未完成ですから。w

そもそもが誰かの為に音楽をやってるわけではないですし、全ては自分の為です。
聴いてもらうのは老若男女関係なく、好きな人はジャンル関係なく聴いてもらえれば嬉しいですし、ロックンロールやこう言ったジャンル、いろんなジャンルの音楽が、もっと日常になれば良いなとは思います。
タイトルが「Bring Back」なので、何らかの拍子でこのアルバムを誰かが聴いてくれたとしたら、聴いた後にその人が何かしらのアクションを起こしてくれれば嬉しいです。

この歳になって、今は人に気を使って音楽をやりたくないって気持ちもありますし、誰かの為に歌うなど大それた事は自分には出来ないので、ただ自分が作り上げてきたモノを好きだと言うてくれる人達、目の前にいる人達の為には、自分は何が出来るか?と言うのは考えたり、出来る限りの力を注いでいきたいとは思います。
新しいお客さんがほしいと漁るのではなくて、自分を好きだと言うてくれる人を増やすと言うか、結局一緒でしょ?と思われるかもですが、僕の中では違うと言うか。
あの音楽をやれば売れるからやるのではなくて、自分がやりたい音楽や好きな音楽を聴いてもらう、売ると言う感じでしょうか。
そう言う事をまずは優先していきたいと思っています。
今やってるEASTBAYもThe KeyStoneもそうですが、ガンコな豚骨ラーメン屋といいましょうか。
それ以外、器用な事は出来ないよ!って感じのスタンスですので。w

いろいろと考え、頭を抱えてやるよりかはシンプルに、余計な事を考えず、その時その時のノリを大事にして、あとはブレずにやっていきたいですね。

とは言え、まずは実際に聴いてもらわない事には、感じてもらわない事には好きも嫌いもわからないとは思いますし、もしKEiTAROやEASTBAYやThe KeyStoneに触れることがあれば、そこは感じ取ってほしいなとは思います。
誰これかまわず受け入れてもらおうとは思いませんし、実際耳障りに思う人もいるでしょう。
自分が作った歌なんて、100%理解出来るのは自分しかいない訳で、その自分の価値観を100%押し付けようとは思いませんし、歌の捉え方や感じ取り方ってのは人それぞれですので、いろんな方がいろんな感じ方でいてくれればと思います。

メッセージ

ー是非読んでる人へメッセージをお願いします。

K:どっかの街角に豚骨ラーメン屋がオープンしたらしいよ!って感じで、好きな方や気になる方は、ぜひアルバムやライブにお立ち寄りくださいませ!
普段皆様が聴いてる音楽、感じてるライブやバンド、いろいろとあると思いますが、どこかで僕らを目撃する事があれば、いろいろと納得してもらえるとは思います。

Photograph by mayumin
Twitter : @yamasemayumin
Instagram : @mayumin66photographer

音源詳細・ライブ詳細

KEiTARO and the ACHAOStics [Bring Back]

  1. 笑っておくれ
  2. Himawari
  3. 今夜だけは
  4. ロンリー ロンリー
  5. I won’t be drowned
  6. All the time
  7. 風見鶏
  8. 充分だろ?
  9. All by myself
  10. Party’s not over
    価格 : 2,200円(税込)

KEiTARO and the ACHAOStics
Gt.vo : KEiTARO
Ba.cho : MITSU (EASTBAY)
Dr.Cajon.cho : Toyoaki “ANIKI” Nagai (THE→CHINA WIFE MOTORS)
T sax : 矢野 佑樹 (gimcracks/ミートザホープス)
Key : mayuco
Per : Yukifumi Hirai
全曲参加

Guest
・Gt : KOZZY IWAKAWA (THE COLTS / THE MACKSHOW)
・Ukulele : Ukulele Hiro
・Banjo : 野口忠孝 (PRINCE ALBERT)
・Cho.Clap : TAKA(EASTBAY)
・Cho.Clap : CHARLIE(EASTBAY)

10/31(日) 東京 下北沢 DaisyBar [EASTBAY]
11/03(水) 東京 下北沢 ろくでもない夜 [The KeyStone]
11/06(土) 愛知 名古屋 UNLIMITS [EASTBAY]
11/11(木) 三重 鈴鹿 ANSWER
11/12(金) 岐阜 柳ヶ瀬 COLORS
11/13(土) 愛知 名古屋 musicbar bob
11/21(日) 埼玉 越谷 EASY GOING [The KeyStone]
11/27(土) 愛知 名古屋 CLUB ZION [EASTBAY]
12/03(金) 北海道 苫小牧 ELLCUBE
12/04(土) 北海道 岩見沢 DIG
12/05(日) 北海道 札幌 ISSO
12/10(金) 大阪 心斎橋 KING COBRA [EASTBAY]
12/28(火) 京都 京都 音まかす [EASTBAY]
12/29(水) 愛知 名古屋 UNLIMITS [EASTBAY]

詳細・チケット予約 : http://eastbay.jp / http://thekeystone.jp

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