ジャパニーズ ネオ・キャバレーバンド「二十三夜銀座」とは?ベース・ヴォーカルの蒼兎一美にインタビュー!!

二十三夜銀座 INTERVIEW
Photo by エモトココロ
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ギターのスケさんは、対バンで仲良くなった”The mammy rows”のギタリストです。わたしはこのバンドさんが大好きで。2019年には共にツアーを回らせて貰いました。
我々の解散が決まりギターボーカルが抜けた後、残りのライブが4回あったのですが2度サポート参加してくれました。
最初のステージ、実は色々あり本番の1日半前に急遽サポートお願いしたんです…笑
無茶振りにも関わらず最高のギターを添えてくれ、その音に全員テンション最高潮でステージの上でヒトツの塊になったような感覚がありました。その時またバンドをやるなら彼を誘いたい!と思ってました笑
なので今回のREC中、ギターを録り終わった後に思い切ってメンバーになってくれないか?と打ち明けた時、ええよって即答してくれてわたしグハって飛びましたからね、ギャグ漫画みたいに。嬉しくて笑
彼のギターは音と人に寄り添う温かいギターで性格が音に滲み出てると感じます、とても実直な人だと思います。
あと、実はめちゃくちゃ面白い人でメンバー間の連絡の時彼の返しにいつも全員笑ってしまいます。笑
これ書いてる時に、めちゃくちゃニヤニヤしちゃったんですけどそれくらいメンバーの事、人間的にもプレイヤーとしても大好きで信頼してます!

ー色んな縁から繋がったメンバーなんですね!すごい!

音楽を始めるキッカケ

ーちなみに音楽・バンドをするようになったキッカケはどんな事だったんですか?

A:10代の頃実は引きこもりで。外に出るのが、人と会うのが怖かった子供時代でした。子供の頃は人が怖かったのに、今では人たらしと言うのも凄い変わり様ですけどね。笑

その頃家に篭もって観ていたテレビに出ていたバンドさんが好きだったのですが、ある時幼馴染の子が 「そのバンドのライブ行くよ!」と半ば無理やり気味に連れ出してくれて。当時の渋谷AXでした。そこで開演と共に爆音と照明がドン!となり、そこに照らし出されたギラギラとしたバンド、それをフロアから拳を突き上げて思い切り盛り上がる人たち…それがあまりにも衝撃で。めちゃくちゃにエネルギーの塊を感じました。それにやられてしまったんですね。

そこから少しづつライブに通うようになり、友人も出来て毎日が楽しくなってきて。その中で自分のやりたいことをやろう!と思い、まず行ったのは絵の学校でした。笑

そこで音楽好きが沢山居たのもあり、ますます音楽にどっぷりでした。そこから更に色々とあるのですが長くなりますので割愛しつつ。笑 自分でバンドを始める前は、CANNIBAL RABBITと言うバンドさんのスタッフをやらせて貰ってました。ライブのやり方、美学みたいなものはその時教わったように思います。大切な経験です。

CANNIBAL RABBITさんが活休をされるタイミングで自分でもバンドを組み、紆余曲折ありながらも今に至ります。 絵の学校時代に学んだ事を活かし、今もバンドのアートワークは自身で行います。 CDのジャケットやTシャツなどのデザインはわたしの手がけたものです。

ー引きこもりから見られる側に変わるって、すごい人生ですね!アートも手掛けてるって多彩すぎじゃないですか!?音楽もアートもそうですけど、生活になくてはならないってわけじゃないですけど、その音楽とアートで人生が豊かになった人って多いですよね!

A:本当にそうですね!特に自分自身の人生にはなくてはならないもの、というか。 それらに救われ導かれて今の自分があると感じてます。

勿論無くても生きていける人も多く居るのもわかるし、このコロナ禍でそれらの業種に手が回らなくなってる感覚も肌で感じますが、とても悲しい。身近で言うとライブハウスなんて今どこも大変だと思うんですよ…ライブハウスに行った事ない人にとってはどうでも良い存在なのもわかります。でも我々にとっては大切な遊び場でなくなってしまうのは絶対に嫌。

以前、両国SUNRIZEと言うライブハウスでブッキングスタッフをしていたのですが、イベントに出てくれた演者さんも遊びに来てくれたお客さんも楽しそうにお酒を飲んだり、今日来てよかった!また宜しくね!と言って帰っていく姿を見るとやっぱライブハウス最高だな!って思えて。

そういう大好きな場所はこれからも在り続けて欲しいです。心の栄養です。

ーほんとそうですよね! 自分も音楽が無かったら、ろくでなしですよ…汗
ちなみに音楽で出会えた縁で思い出とかありますか?

A:色んな思い出がありますが、音楽続けててよかったなあ、って全ての思い出に対して思います。友人もお世話になった人たちも、音楽をやってなかったら出会えなかった人たちばかりなので。この職に就いたキッカケも音楽でしたし、今の自分を形成してる主成分は音楽だなあと思います。

音楽がなかったら孤独な人生だったのかも。笑

ーその出会いが今の一美さんを形成されてるんですね!

コロナ終息後にやりたい事

ーコロナが終息したら一番はじめに何をしたいですか?

A:コロナが終息したら!そうですね〜、沢山やりたいことはありますがやはり思い切りライブをしたいです。入場制限もなく、お客さんが思い切り歓声を上げられるようなやつ!

4月18日に二十三夜銀座のデビューCDをリリースしてそこから活動開始なので、夏の終わり頃にはレコ発ツアーが出来たら最高ですね。友人やお世話になっている各地のバンドマン、ライブハウスがツアーを組もうとしてくれてるんです、完遂したいなあ。

女王様とバンド活動の両立

ーちなみにバンドと女王様の両立って結構難しいかと、個人的勝手な思いがあるんですけど、そういうのはどうやってるんですか?

A:実はとっても親和性があると思ってます! わたしはSMのお仕事でも顔出しして雑誌やDVDに出演したりしているんですけれど、 SM方面で知り合ったお客さんが実は音楽大好きでバンドのライブを観に来てくれたり、逆にバンド方面で出会った方にもSMに興味を持ってくれたりと言う広がりを感じます。SMのお客さんとバンドのお客さんがわたしのBARイベントでめっちゃ仲良くなったりとか嬉しい事もあったり。

蒼兎一美“として、どちらもありのままで活動しているからなのもあるのかも知れないですがとても有難い事です。SMのお仕事は現在フリーランス女王様としてお店を立ち上げ個人経営しつつ活動しているのですが、サイトでの宣材写真にわたしが鞭とベースを携えている写真を使っています。うちではプレイをセッションと呼んだりだとか店名もBOOST!と命名してるのですが、どちらも音楽用語からです。SMセッションを通して感覚をブーストして欲しい!と言う感じで。笑

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