デヴィッド・ボウイとは?『ジギー・スターダスト』と『レッツ・ダンス』から知る魅力

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日本のバンドやミュージシャンが影響源として名前を挙げる存在のひとりが、デヴィッド・ボウイだと思う。

実際、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)は1947年1月8日にロンドンのブリクストンで生まれ、本名はデヴィッド・ロバート・ジョーンズ。

音楽家としてだけでなく俳優としても活動し、時代ごとに表現を更新し続けた英国を代表するアーティストである。

デヴィッド・ボウイが特別なのは、単にヒット曲が多いからではない。グラムロックの先駆者として知られ、音楽性もロック、ソウル、エレクトロニカなど幅広く横断しながら、そのたびに新しいボウイ像を提示してきたからだ。

1996年にはロックの殿堂入りも果たしており、ポピュラー音楽に与えた影響の大きさは今も語り継がれている。 

自分がデヴィッド・ボウイを聴くようになったのは1990年代だった。

最初に手に取ったのは『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』と『Let’s Dance』。

この2枚は同じボウイでも印象が大きく異なる。前者は1972年6月発売のアルバムで、「Starman」「Ziggy Stardust」などを収録した代表作。後者の『Let’s Dance』は1983年4月発売の15作目のスタジオ・アルバムで、「Let’s Dance」「China Girl」「Modern Love」といった楽曲を収録している。

最初は『Let’s Dance』のほうが入りやすかった。ポップで開かれたサウンドがあり、「China Girl」のように耳に残る曲も多い。

一方で『ジギー・スターダスト』は、聴き始めた当初こそすぐには理解しきれなかったが、何度も聴くうちにどんどん魅力が増していった。

とくにイントロが鳴った瞬間の高揚感は格別で、今ではこちらのほうが強く心に残っている。『ジギー・スターダスト』が長く愛される理由は、楽曲単位の強さだけでなく、アルバム全体でひとつの世界観をつくり上げている点にもあると思う。

デヴィッド・ボウイは音楽だけでなく、俳優としても強い印象を残した。たとえば映画『戦場のメリークリスマス』への出演は日本でもよく知られている。また、晩年まで創作意欲は衰えず、2016年1月10日に亡くなるまで、常に新しい表現を追い求めていた。

ミュージシャンがデヴィッド・ボウイに憧れるのは、ヒット曲の多さだけでなく、「変化すること」を恐れなかったからではないかと思う。ひとつの成功したスタイルにとどまらず、作品ごとに新しい姿を見せ続けた。その姿勢こそが、時代を超えて多くのアーティストやリスナーを惹きつけている理由なのだろう。

自分にとっても、デヴィッド・ボウイは「一度ではわからなくても、聴き続けるうちに深く好きになる音楽」を教えてくれた存在だ

『Let’s Dance』のわかりやすさも、『ジギー・スターダスト』の奥行きも、どちらもデヴィッド・ボウイの大きな魅力だと思う。2016年に亡くなっても、その音楽が今なお世界中で聴かれ続けていることが、彼の影響力の大きさを何より証明している。

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