自衛隊からパンクロッカー!FUNGUSのドラム上原真二の音楽への思い!

FUNGUS_shinji INTERVIEW
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今回は、FUNGUSのドラムの上原真二!

FUNGUSは、1997年から活動し、海外からも評価が高いバンド!

そんなFUNGUSのドラムの上原真二は、同じ年生まれで、同じ時代にお互いのバンドでイベントに一緒になったりしてた。

そんな彼とも、知り合って20年近くなるって事(苦笑)

あまり音楽のきっかけなど、聞くこともなかったので、昔から気になってた事も含めて聞いてみる事にしました。

上原真二(以下U)

音楽・バンドのキッカケ

ー音楽を始めるキッカケは?

U:兄貴の影響。兄貴は2歳年上なんだけど俺が小学生で兄貴が中学生で、当時同じ部屋に二段ベッドがあってそこが兄貴と俺の部屋だったのもあって、兄貴が聴いてたラフィンノーズ、コブラ、ブルーハーツ等のパンクロックを小学生で聴き始めて、あ~かっこいいなと思った。
そんな中、兄貴がコブラのコピーバンドを始めて、家でベースをずっと弾いてる兄貴を見てて、そんな俺も中学校に上がって中1の時にみんなでバンドやろうぜってなって、友達4人と集まって皆で(パート)何する?ってなった時に「俺ドラムやるー!」って、それが音楽のスタートやね。

ー何でドラムを選んだの?

U:あれやね。やっぱり引っ込み思案やからね(笑)あまり前に出たくないってね。
もちろんドラムがカッコいいなってのもあったけど。

ーそれがキッカケだったんだ。

U:それもあるけど、高校卒業後に自衛隊に入隊する事になって、その時は音楽を諦めて自衛隊に入ったからそこで。
自衛隊に入って2年ぐらい経った時に、結構自由な時間が多いなって気づいて。

ー自衛隊って休みが多かった?

U:そうそう、土日祝は絶対に休みやからね。これってもしかしたらバンド出来るかなって思ってた。
土浦に行ける頃に、土浦の小っちゃい楽器屋でギタとアンプとソフトケースのセットになったやつでイチキュッパとかであるやん!結構昔ってあったやん。

ー初心者セットみたいな?

U:そうそう!それ買ってグリーンデイのコピーとかしながら(笑)
あ~音楽やっぱり良いな~って

ーまずはギターをやり始めたんだ?

U:ドラム叩く場所がなかったし、どうしてもスタジオに入らなあかんやん。
だからギターかってそんな事やってて、京都に配属になりましたって時に、やっぱバンドやりたいなってなって、DOLLのメン募に加入希望で載せた。
載せたらま~来る来る。携帯もまだ普及してない時代やから手紙とかで(笑)

ー当時は個人情報なんて駄々洩れだったね。

U:そう駄々洩れ。それでお手紙で色んな人から来てさ~、カナダ人からも来て京都でハードコアバンドやってます。でも僕カナダ人です。ドラマーほしいので一緒にやりませんかとか~みたいに外国人から誘われたりとか(笑)
結局いくつかの中でTHE SCENEに決めて、やり始めて。

ーなんでTHE SCENEに決めたの?

U:ま~何回か飲んで音楽を聞かせてもらって、他の誘われたバンドからも音源聴かせてもらってた。それでTHE SCENEになった。
それからTHE SCENEを11年間やって、その後FUNGUSっていう流れ。

音楽・バンドで心掛けている事

ー音楽・バンドで心がけている事は?

U:これは THE 初期衝動やねん!

ーなるほど~

U:玄人よりに行かないって事はメッチャ考えてる。
難しくしない、よりシンプルに。

ー自分が初めて衝撃を受けた音楽に対して、あまり加工しないって事?

U:うん、そうやね!ファーストインパクトの衝撃ってやっぱね~

ー鳥肌立ってたりしてた?

U:やっぱそういう曲を聴くと鳥肌立ったりしてたもんね。カッコいいな~って

FUNGUSに加入の経緯

ーFUNGUSに加入した経緯は?

U:もともとTHE SCENEのボーカルのヒガシが、TRACY(トレイシー)の大ファンでメンバーと仲が良くて、それでTRACYが解散した時にベースの柴垣さんと京都でMUCKRAKER(マックレイカー)ってバンドをやってたんだよ。

そして東京でTRACYのボーカルの鎌坂さんが、FUNGUSってバンドをやるからという事で、柴垣さんが東京に出ていく事になってMUCKRAKERが解散。

THE SCENE自体もヒガシが、高校生ぐらいからやってMUCKRAKERをやるって事でTHE SCENEを解散させてMUCKRAKERやって、そして解散したから、またTHE SCENEがやりたいってとこに俺がTHE SCENEに入った。

ーなるほどね。FUNGUSの始まりってまずそんな経緯があったんだね。

U:THE SCENEも元はバンド名が違ったし、JET RUG BLUE(ジェット・ラグ・ブルース)ってバンド名。

ー出会ってた頃はTHE SCENEだったよね?

U:はじめの1年ぐらいかな~バンド名が違ったのはね。結成は1997年やから、FUNGUSも同じ1997年結成。

ー自分もバンドで全国回ってる時に関東でFUNGUSと同じライブになって、ボーカルがTRACYの人だ!モヒカンだ!って

U:細いモヒカンだったもんね!

ーたまたま当時の機材車は同じハイエースで同じ色だったから、自分の機材車の乗ってこようとしてびっくりした思い出があったりするよ。
話を戻してTHE SCENEからFUNGUSに加入する経緯をお願いします

U:THE SCENEでドラムを叩いてて、当然FUNGUSとも仲良くなっていくわけであって、それで当時のFUNGUSのドラムが脱退して、FUNGUSが活動出来ない時期があって、その時にキーボートのシゲルさんが京都に住んでて、シゲルさんにTHE SCENEのレコーディングを手伝ってもらったりして、シゲルさんにFUNGUSのドラムまだ決まらないんですかって聞いてたんやけど、「見つからへん!見つからへんな~」言ってて、FUNGUSの事好きやったから、「だったら自分がサポートで叩きますよ!」って言ったんだよ。

ーきっかけはサポートから?

U:そうサポート!で1年、2年はTHE SCENEと並行でFUNGUSサポートをやって、その頃にTHE SCENEのメンバー間で音楽に対しての温度差を感じるようになって…

ーそんな温度差があったんだ~

U:俺はもっとガツガツいきたいのに、周りはもうちょっと抑えていこうみたいな話があったりしてね。

ー年齢差もあるのかな~

U:う~ん。THE SCENEのメンバーもだいぶ年上だからね。
それでTHE SCENE辞めて、FUNGUSいこうって東京に出たって流れだしね。それが33歳。

ー10年ぐらい前だったんだ。

U:33歳で東京に出てきたから。それまでは京都に15年住んでたしね。

ー京都も長いんだね~

FUNGUSの良い所

U:突き刺さる歌詞と、アグレッシブなサウンドかな~

ー客観的なんだけど、ずっとあのスタイルってすごいよね!
ステージングとか衰えが無いね。

U:ほんとよく動くわ~ほんま(笑)

思い入れのあるアーティスト・曲

U:日本人でいうと、やっぱブルーハーツですかね~外国だとセックスピストルとラモーンズかな。

ーパンクだね。

U:あぁ~ストレイキャッツも外せないかな~。ストレイキャッツもめちゃ好きやった。

ーどんな影響で聞いたの?

U:それは友達の影響かな~
ブルーハーツやラフィンノーズは兄貴の影響やけど。

ーいまだにその影響は?

U:もちろん!完全にルーツはそこやねん。

音楽・バンドをやって良かった事

U:いっぱいあるよね。各地方に~地の物を食べれたりとか。あとはやっぱり聴いてくれてる人の人生の傍らにいれることかな~

ーそれに若く生きれるよね~

U:我々は結構老け顔組やけどさ~(笑)

ーそうね老けた~

バンドやドラムをやりたい人へアドバイス

U:友達が出来るとかは付属してくるモノやからアレやけど、音楽やる事に対しては、やっぱり自分の信念を曲げないって事かな~。一本筋を通すっていうか~。

ー自分が正義って事だよね、他人に言われて変えるぐらいならやるなよって事?

U:うん、そうそう!そこかなかな~

最後に

U:自衛隊入ったり色々してきたけど、なんだかんだバンドやってて良かったなって思ってるから、全然後悔してないね。
国家公務員にまでなって辞めて(笑)バンドやってるけど、今が楽しい。

ーちなみにレンジャー試験とか受けたの?

U:当時レンジャー試験受けたいって上官に言ったら「家の部隊からは行かせられません!」って、誰か一人を行かすと、その後毎年誰かをレンジャー試験に行かせないといけなくなるんやて。
部隊が車両の整備のところだったから、もともとレンジャーやりたいって人がおらへんねって。
やっぱレンジャーバッジを付けてると一目置かれるねん!
音楽には全く関係ないけど、それが少し心残りかな(笑)

ー最後、自衛隊の話になっちゃったけど、貴重な話ありがとうございました!

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